願いを叶えるということは、自分と向き合うこと8

第8回:無理をしない、という選択 

 スピリチュアルな力を身につけ、人の心や状態が“見えてしまう”ようになったことで、私はある落とし穴にはまりそうになっていました。 


 それは、「無理をする」ということ。 


 相手が今どんな状態か、何を必要としているかが見えてしまうからこそ、 つい、自分の気持ちや体調を後回しにしてしまう。


 助けたい、応えたい――その思いが強くなりすぎて、 自分の気持ちを置き去りにしてしまうのです。


 一見すると、美しい自己犠牲のようにも思えますが、 無理をするということは、「出来ていない」ということ。


 自分の器の限界を無視してしまうということです。


 本当に大切なのは「自分に余白を残しておくこと」。 


 やれることを、やれる範囲で、丁寧に行うこと


 それが、自分の本当の望みを見失わないためのコツなのだと思います。


 面白いもので、そうやって自分の心を大切にし始めると、 世の中も自然とそのリズムに整っていきます。

 自分が無理をしない分、相手も自然に“自分を大切にする余裕”が生まれる。


 これは、量子力学の観点から見ても説明できることで、 一方が無理をすれば、エネルギーのバランスが偏り、願いの軌道も歪んでしまうんですよね。 

 だからこそ、私は思うのです。


 「願いを純粋に深めていくには、自分を丁寧に観察し、正直に向き合うことがとても大切だ」と。


 そして、“無理をしない”という選択は、決して弱さではなく、愛の形のひとつなのだと、今なら胸を張って言えるのです。


続きます。

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