願いを叶えることは、自分と向き合うこと6
第6回:私に何ができるのか
「見えないものが見える」 「わかってしまう」
そんな自分に、他に何ができるのか―??
その問いを抱えて、自分をじっと観察する日々が始まりました。
人には、それぞれ違う得意分野がある。
私にはこの“見える”感覚があったけれど、それを活かすためには、まず「私という存在が、何をしたいと思っているのか」を知る必要がありました。
そのとき、心に浮かんだのは
「家庭を守りたい」
それは、子どもを持つ母として、自然な思いだったのかもしれません。
けれど、もっと奥にある感覚が私にはありました。
それは、朧げながらに思い出す過去世の記憶。
その中で、私は「家庭」という小さな世界を、大切にしていた。
その記憶と、今世での体験が重なっていきます。
私は子どもの頃、家が安らげる場所ではありませんでした。
母との関係の中で、常に気を張り、呼吸を整え、感情を抑える日々。
(まあそれは、私が母のせいにしてきたという事実を教えてくれていますが。)
だからこそ、今度は自分の手で、 家族にとって「居心地のいい家」をつくりたいと思いました。
それが私の“母”としての願いでもあり、 “魂”としての願いでもあったのかもしれません。
続きます。
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