願いを叶えるために自分を知る10
第10回:喜びを、自分に許せますか?
あのライブでの出来事……推しからもらったファンサービス。
私は、人生で初めて「喜び」を感じました。
けれど。
その喜びを感じたあと、私はこんな風に思ってしまったのです。
「あんなことが喜びなの?」 私は、自分の喜びすら蔑んでいたのです。
それは、たぶん母の物差し…いえ“母はこう思うだろう”という思い込みが染み付いていたから。
でも、あの出来事からもう10年近く経った今でも、思い出すだけでハートが震える。
だからやっぱり、あれは本当に嬉しかった出来事なんだと思うんです。
好きで推していた相手から、喜びが返ってくる。
願いが叶うって、実はそんなに難しいことじゃない。
好きで、やりたいと願うことが、図らずも自分のためになっている。
願いを叶えるって、そんなシンプルなことの繰り返しで、 やがて「自分」という居場所を創り上げていくプロセスなんだと思います。
願うことは、自分を創造していくこと。
たいそうな夢や理想を語る前に、 まずは、「自分が気持ちがいい」と思えることを一つずつしていく。
たとえば、好きな音楽を聴く。
たとえば、美味しいお茶を淹れて、ゆっくり飲む。
たとえば、推しの笑顔にキュンとする。
それこそが、自分の願いを生きているということ。
どんなに小さく見えても、自分にとって“喜び”なら、 それは、ちゃんと「叶っている」願いなんです。
続きます。
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