願いを叶えるために自分を知る8
第8回:魂の誓願へたどり着く前に、小さな願いを叶えよう
ヒーリングの学びを進める中で、さまざまな方と出会いました。
家族がバラバラになった方。 大切にしていたすべてを失った方。
私のように、身体を壊してしまった方も。
「願い」に気づくということは、実はとても大変なことなのだと知りました。
なぜなら、それぞれが長い間、人間という存在をやってきて、 それぞれの中に「自分では気づけないパターン」が根深くあるからです。
スピリチュアルの世界では、「人は皆、魂の誓願を持って生まれてくる」と言われます。
私も次第に、自分の魂の誓願を知りたいと強く願うようになりました。
けれどその頃の私は、 喉が渇いても水を飲まず、 疲れていても自分を休ませない、 そんな生活を送っていました。
「水が飲みたい」 「今日は少しゆっくりしたい」 そんな小さな願いすら叶えられずにいて、 どうして魂の誓願なんて大きな願いにたどり着けるでしょうか。
長い道のりの始まりでした。
でもそのおかげで私は、 「頭でわかっている」ことと 「心と身体で、全身でわかる」こと
、 その違いがはっきりとわかるようになったのです。
人は、口ではなんとでも言えます。
けれど、腑に落ちるという体験を通してこそ、 自分自身を赦し、認めることができるようになる。
私は、そういう経験を「したかった」「しなければわからなかった」んだと今では思います。
腑に落ちる前の私は、人の話す言葉の本質も、まともに受け取ることができませんでした。
それほどに、「自分の願い」と向き合うことは深く、厳しく、でも本当の愛を知るための経験だと気付かされました。
続きます。
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