中心は止まっているのに、世界は広がっていく 〜黄金螺旋と新しい視点の誕生〜


 黄金螺旋という図形があります。

 自然界のあらゆる場所に見られ、 貝殻や植物の成長、銀河の形にもその姿を見ることができます。 

このHPでは、コラムにブロッコリーロマネスコの写真を載せています。

 この黄金螺旋は美しいです。何か引き込まれて見入ってしまいます。

この螺旋は引力があるのではないかな?と思います。

そしてそれを見ていると、私からもこの螺旋は出ているのだろうかと思うようになりました。


黄金螺旋は、成長螺旋であるからです。


私は自分がその黄金螺旋の中心に立っているようなイメージをすることがあります。 

黄金螺旋の中心は、一見すると動いていないように見えますが、外側が広がるのではなく、中心の純度が上がるたびに、中心から世界は広がるのではないのだろうか、と。

そして、世界が大きくなるたびに、中心から見える景色も壮大に変わっていくのだろうと。

 

同じ中心なのに、純度を上げていくと、 見える世界はどんどん大きくなっていくのです。 


 私たちは人生の中で、 嬉しいことや悲しいこと、 成功や失敗、 出会いや別れを経験します。

 その一つひとつは、最初はただの出来事かもしれません。


 しかし時間が経ち、 様々な経験が積み重なっていくと、 それまでバラバラだった出来事が、 ある時ひとつの意味として繋がることがあります。


 「あの出来事があったから今がある」 


 そう思えた瞬間、 私たちの中には新しい視点が生まれています。 

 新しい中心の誕生です。

  私は人の成長とは、 何かを外側に付け足していくことだけではないと思っています。


 むしろ、 経験を統合し、 自分なりの意味を見出し、 新しい視点を獲得すること。 


 それによって、 自分の中に新しい中心核が生まれるのではないでしょうか。 

それを、成長と呼び、螺旋の中心に新たなパーツが生まれる?


 以前と同じことをして同じ人生を生きていても、 その中心から見る世界はまるで違って見えるということはそういうことなのではないでしょうか。

 

宇宙は膨張していると言われています。

 私たちはつい、 宇宙の外側がどんどん広がっている姿を想像します。

 けれど私は、宇宙の外側だけが成長しているのではなく、様々な中心が成長しているのではないか、と。

 それは、地上に植物や貝などの黄金螺旋がたくさんあるように、  宇宙の星々そのものが新しい視点を獲得し続けているのではないか、ということ。


 中心となる認識が広がることで、 宇宙そのものも大きくなっていく。 

 それはまるで、 私たちが新しい考え方を知り、 新しい価値観に出会い、 今まで見えなかった世界を見られるようになることに似ています。 

 

 私は、 「自分は何者なのだろう」 という問いを追いかけていました。

 けれど様々な経験を通して、  

 

私たちは、 何者かになるために生きているのではなく、 

 何者でもない中心から、 今、必要な自分を選び続けているのかもしれません。


 怒った自分。 悲しんだ自分。 挑戦した自分。 失敗した自分。 喜んだ自分。

 そのすべては消えることなく、 私たちの中に存在しています。

 そして中心は、 それらを否定することなく見つめています。


 何者でもない中心は、 無限にある可能性の中から、 今必要なものを複数選び出します。


 過去の経験は智慧となる。それは 新しい行動の種となり、 新しい視点として芽吹きます。


 私は、その瞬間こそが本当の意味での「芽吹き」なのだと思います。


 黄金螺旋の中心は、 止まっているように見えます。


 けれど実際には、 無数の経験を統合しながら、 常に新しい世界を生み出しているというのが、成長している、つまり覚醒、アセンションということではないでしょうか。


 私たちの人生も、 変わっていないように見えて、 実は少しずつ、 少しずつ、 新しい宇宙へと繋がるように広がっているのかもしれません。

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