調和から外れた意識や壮年の化身とは


バベルの塔の話から、ホツマツタヱの中のハタレ魔大戦のことが浮かびました。

ホツマツタヱは私が好きな古文書です。

偽書とされていますが、とても理にかなったことも書いてあると感じています。


ハタレ魔とは何か? 

一言で言えば、 「調和から逸れた、意識や想念の化身」。

  もともとは人。 

けれど、恐れ、怒り、欲、支配欲といった感情が肥大化した時、 それらは“個別の存在”のように現れ、世界を脅かすようになったのです。 


 ハタレは、本来尊い力や技術を持ちながら、それを調和ではなく支配に使おうとした。

 神世の秩序を乱し、天と地のバランスを崩す存在となった。

 その結果、神々との大戦が起こり、粛清されたという神話が伝えられています。

 けれど彼らは、単なる「悪」だったのでしょうか?

答えはノー。

八咫鏡でみると、中身は人間であったので、神は改心することを信じ、許した。


🔥 ハタレ魔との大戦とは、私たちの内側の物語 ?

ホツマツタヱに記される「ハタレ魔大戦」。

 これはただのファンタジーではありません。 

それは、まさに 人間の意識の崩壊と再生の物語です。 

 大地が荒れ、天変地異が起こり、心のつながりが壊れていく 

 神々は、人々の内側の乱れこそが原因だと見抜いた 

 最後には、“愛と和”の力が、ハタレの暴走を鎮めていった 


 この神話は言います。 

 「戦いではなく、赦しによって、世界は癒されていく」 

赦しって統合のことなんですね。


 🌍 いま再び、ハタレ魔の時代を私たちは生きている?

 現代に目を向けてみましょう。

 社会の分断、環境の危機、心の病 過剰な技術、歪んだ権力構造 分断された家族、国家、自己 これらは、ある意味で現代のハタレ魔とも言える存在。 

ただし、私たちは“ハタレを通ってきた”存在とも言えるのではないでしょうか。


 だからこそ、かつては「敵」とされたものを、 いま私たちは赦すことにより、抱きしめ、癒し、統合することができる。 


 💎 ハタレ魔とクリスタル 

〜過去を澄ませる存在〜 以前、私はクリスタルと対話を試みたとき、 彼らがこう語っているように感じました。 

 「私たちは、かつて失敗とされた記憶をも、光に還すためにここにある」 


 ハタレ魔の記憶―― それは地球の中にも、私たちの中にも、潜在的に残っている波動です。


 クリスタルは、そうした“方向性のズレ”の記憶”を清め、再統合する鍵”なのかもしれません。 


 地上と地中のバランスから生まれたクリスタル は

内なる中心に戻るための「音叉」としての役割 

 ハタレの記憶を抱きながらも、そこに調和を見出す導き手 

  

ハタレが象徴するものとは? 

ハタレとは、 「技術や力」を「魂の意図から切り離して使う意識」 「中心」から逸れた存在 

 つまり、ハタレは私たちの中にある 「魂との乖離」や「本質からの迷い」の象徴でもあります。


 だからこそ、彼らと“戦う”のではなく―― 再び中心に立ち返ることが、 新たな創造の鍵になるのです。 


 塔ではなく、神殿の泉を囲んで

 かつて私たちは、「塔」を積み上げようとしました。

 バベルの塔のように、高さと外側の到達を追い求めて。

 外へと積み上げるのではなく、内なる中心へ。

比較や誇示ではなく、調和と共鳴 テレパシーのような、本質的な響きの交流へ 


 今こそ、ハタレの物語を“統合の神話”へ書き換えるときですね。


✨ 再統合の時代に、私たちは立っている 


あなたの中にある、ハタレ魔の記憶。 

それは、否定すべきものではなく、 再び中心とつながるための、通過点だったのかもしれません。

 「未完了の歴史の再統合」を担うため。


 塔を積むのではなく、 神殿を築くように、今ここから響き合っていく―― あなたの存在そのものが、新たな神話の礎となっていきます。  


覚書のようになってしまいましたが、何か伝わると幸いです。

お読みいただきありがとうございます。

ほしのやしろ TOMOKO

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