伎楽と雅楽と君をのせて

縄文に心を奪われた私ですが。
今日は、某神社で開催された、東儀秀樹さんのコンサートに行って来ました。

改めて雅楽を生で聴くのは初めてで、ワクワクでした。
雅楽は大陸由来の音楽ですが、もう、大陸の元となるものはなくなってしまい、日本化した芸術だそうです。

雅楽は世界最古のオーケストラと言われており、使われる楽器は、西洋楽器の元となっています。
雅楽で使われる笙(しょう)は、西洋に渡り、パイプオルガンになったそうで。

笙は、「天から差し込む光」
篳篥(ひちりき)は、「地上にこだまする人々の声」
龍笛(りゅうてき)は、「天と地の間を縦横無尽に駆け巡る龍」

を表し、合奏することで一つの「宇宙」を表現しているのだと言います。


宇宙、光、音。龍?へび?

もう、最近、そればかりが頭を駆け巡り、どうやって宇宙は出来たのだろう?

と。

東儀さんの演奏の素晴らしさもさることながら、神社で行われた野外ライブとあって、虫の音や、駆け巡る風(たぶん龍たち)の爽やかさが心地よかった〜

また、星空も素晴らしく、なんとも贅沢な時間だったのですが、なんと

「君をのせて」

も演奏してくださって!
シンクロってこういうことか?

篳篥で奏でられる、そのメロディはさらに切なく、人々の切なる願いが乗っているように聴こえました。