その感情表現、ホンモノ?

あと少しで締め切りです。
ご縁のある方に届きますように。
今日は感情の話し。

私は高校の時、ぜんぜん話した事もないクラスメイトの男子から

なんでいつも怒ってるの?

と言われました。
え?怒ってる?
外では良い子ちゃんを演じてる私でしたから、意外な言葉でした。

良い子ちゃんはもちろんのこと、自分ではいつも笑顔を絶やさないような過ごし方をしていましたから。

そもそも、兄弟喧嘩とかはしましたが、特別に怒るという、怒りの感情ってなかったんです。
何かコトが起こり、呆然としてる私をよそに友達は怒り始め、

あ、ここって怒るとこ?

とハッとするぐらいで。

なんで?と思い、その男子に聞くと、

「黙ってる時や登校してる最中に黙々と歩いていると、いつも怒ってるような表情をしている」のだそうで。

これにはショックを受けました。
年頃の少女でしたから。

今から思うと、感情が偏ってました。
困っても笑う。
楽しくても笑う。
悲しくても我慢できる範囲なら笑う。

そのしわ寄せ的な表情だったのかなと推測できます。


大人になるに連れて、その怒りを堰き止めていた何かが崩れ始めました。

私は笑うか怒るか。ほぼ2択でした。

笑うのも、喜びで笑うのではないのです。
その場のつなぎとして。防御として。
ほぼそれは無意識に笑顔になるのです。
笑いたくもないくせに。


ただ、犬を飼い始め、子どもを産み、母になると、愛おしいという新たな感情が生まれました。

愛おしい。

これは、何にも変えがたい、私が今世初めて持った感情でした。
愛おしいと思うと、心から笑顔になれました。

しかし、愛おしいという感情と共に、出る怒り。こんなに愛おしいと思える存在に対しての無意識のうちに出る防御としての怒りでした。
主に自分の親に対してでしたが、一度出始めたら止まらず。

いまになってわかることは、過去世からの溜めていた怒りが吹き出して、本当の感情も徐々に解凍するかのように動き始めた。

また怒りを吐き出すと同時に、恐怖も吹き出てきました。

それが数年続いて、とうとう身体を壊しました。
怒りと絶望と恐怖の日々でした。


そんな時にヒーリングに出会い、一晩で、怒りが感謝に変わる体験をしました。

私の怒りって、腐った愛だった。
腐った愛で、何も感じたくないって、全てに蓋をしていたのです。

絶望っていう壁を乗り越えると、自分の過去世にたどり着きました。
その過去世は恐怖そのもので。

あぁ、今じゃない。今世の出来事じゃないんだ、

と安堵して涙が出てきました。

人間の感情って複雑で、幾重にも重なる衣をまとっていて。理解できないことがたくさんあるなと。



そこから、また数年経ち、やっとお腹周りのこわばりが解け、呪縛から解放されるようです。

笑っていても、つまりは怒りだった自分。
感情を押し殺し、自分を消していた。
何かを祝ってもらっても喜ぶという感情がなかったし、感謝もなかった。

生きているようで、ただ、ひっそりと息をしているだけだった。

体調を崩した時、病院では、どこも悪くないと言われましたが、整体では、

息が浅いし、今にも死にそうな身体だよ。

と言われたのを覚えています。

お風呂に入っても寒い。
お腹も膨満感があり、食べたいか食べたくないかもわからない。
食べても食べた以上、外に出してしまう。
何がしたいのかわからない。

故障状態でした。

色々な方のヒーリングで自分を取り戻しつつある私。感謝という感情も取り戻し。
そんな私が言えることは1つ。
楽しく笑って生きてる?

感情表現が豊かだと言われていた私ですが、全然表現できていなかった。

というお話しでした。

気付いたもん勝ちかもね!