命の定義

先ほどテレビを見ていて、気付いたことがありました。

ねぶた師のことをやっていたわけですが。

今まで、ねぶたを何度か見たことはあっても、そんなに興味がなかったのです。

私は、物心ついた頃から、仏像ってなんだろうと思っていました。
お寺さんの幼稚園に通っていましたから、毎日、ののさまにご挨拶をして過ごしたのです。

自分自身、無宗教でしたし、また、若い頃は神社仏閣が好きではなかったのですが、仏像の顔を見比べる旅をしたいなぁと20代の頃に思って、親に言ったら、

変わってる!

と言われたのが忘れられません。
何か興味があったんですよね。

この世界に入って、仏像なども命があると教えていただいたことがあり、どういう事だろうと1人で温めていたのですが…

先ほど、ヒントをいただいたようです。

ねぶたのダイナミックさがテレビを通じて、ひしひしと伝わってきました。

これが命だ。

作品は、ねぶた師の持つエネルギーの叡智が開花したものなのだ、と。

そこで、仏像なども、なるほど、と。
彫り師のエネルギーの叡智が開花して、新たな命を宿すのだ、と。

テレビの中のねぶたを見て、感極まるものがあり。

今まで疑問に思っていたものが、スッと答えが出た感覚でした。

私の大好きな、鎌倉の長谷寺の観音さまは、霊力の強い楠の大木からできています。

何十年間も祟りを起こした強い霊力の楠の倒木は、不可思議で優れている!と見抜き、仏像に相応しいと譲り受けた徳道上人。

上人は15年以上もお経を唱えて時を待ち、神がかり的に、十一面観音が出来上がったという言い伝えです。

木という生命力、倒木となってもなお、祟るような強さを持つ魂を鎮め、癒しの魂として、命を宿す観音像に仕立てるという話しもずっと疑問でした。

しかし、それって、祟るような強い怨みも、作り手のエネルギーで愛に変えられると言う話しではないかな、と今回気付いたのです。

作り手によって、命を吹き込む。
愛に変える。

それは、材料の持つエネルギーと作り手によるエネルギーの相乗効果で、新しい命、愛が宿るのだと!

これが、錬金術というものかな、と。

多くの人の魂を揺さぶる、ねぶたや仏像の命。
命は愛そのものだ!と。

それは、作り手の叡智が鮮やかに色を成し、材料の気持ちも喜びへ愛へ変化させる。

万人に知られる大作でなくとも、母親が我が子に声をかけるということ。
それは、日々、子に愛を、つまり命を吹き込む行為だからこその、大切な言霊なのだな、と腑に落ちたり。

生きるということは、日々、愛を生み出していくということなのかもしれない、と。

自分の生み出した愛により世界を変化させていける。
ステキじゃないですか。
なんだか、感極まるものがあります。

私は、花や大地をモチーフにした作品を作るのが好きなので、花や自然の何かと何らかの繋がりがあり、その叡智をエネルギーとして扱えるのかなと理解しています。


実際、咲き誇る花の波動とか。。。
レムリアの花、とか。

宣伝ですが、モニター様、募集中です笑

改めて、人それぞれの良さって尊いなと感じた日でした。
お読みいただきありがとうございます。

TOMOKO ANDO

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